失敗する人の特徴を知って就職活動を有利に進める

準備が不足している

まず、準備不足が原因で就職活動を失敗に終える人が多くいます。大前提として、自分が受ける企業の情報や業界情報はしっかりおさえておく必要があります。そんなこと言われなくともわかっている、という意見が多く聞こえてきそうですが、意外と下調べが浅かったり、調べた情報ではなくあくまで自分の頭の中のイメージだけで就職活動を進めている人がいます。応募した企業が提供しているサービスについて面接で質問があった際に、「利用していないのでわかりません」と答えてしまえば当然落とされてしまうことでしょう。利用できるサービスなら実際に利用してみて、サービスに対する疑問や興味を持っておく必要があります。少なくとも企業のホームページや説明会で入手した企業案内の内容くらいは把握しておきましょう。
面接の準備不足にも注意しましょう。面接が多い企業では一次面接をグループ面接で行うケースがあります。その際に準備不足の人は他の応募者との差が出ます。面接は準備をしていないと話の内容が薄く、まとまりのないものになってしまいがちです。必ずと言って良いほど緊張しますし、上手くいかない可能性も高いからこそ、事前の準備が重要になってくるのです。

振り返りをしない

また、落ちた際に「自分には合わなかった」と切り替えてすぐに次の応募に切り替える人は注意です。気持ちの切り替えがスッとできるのは良いことですが、その際に忘れてはならないのが、「なぜ駄目だったのか」を分析することです。履歴書や自己PRを準備したときも、本当にこれで良いのだろうか、自分の強みはこれでちゃんと伝えられるのだろうかと疑いの目を持つことが必要です。振り返りをせずに前進するのみだと自分の至らなかった点にいつまでも気付くことができません。しっかり確認するべきところは確認しつつ、切り替えるところは切り替えて進めていきましょう。

受験感覚で取り組んでいる

学校の受験と就職活動はまったくの別物です。しかし、同等のものだと捉えてしまっている学生は多くいます。「受験の際も競争率の高い中で勝ち残ったんだから就職活動も大丈夫」などと思っているようでは必ず失敗します。学校とは違い、企業はあくまでビジネスが第一です。この点を履き違えて舐めてかかっているようだと、それは採用側にも伝わりますし、危機感のなさからどんどん周りに取り残されていくでしょう。そうならないようにも、初めから高い意識をもって取り組む必要があります。