就職活動で一番緊張する面接の心構え

採用するべき理由

まず、面接には明確な答えなど存在しません。「第一志望です」と答えなければならない、「将来は独立するつもりです」と答えてはいけない、という固定概念を持っている人も多いようですが、それがどのような評価につながるかは企業ごとで違います。企業、あるいは採用担当者によってプラスに働く応答の種類があるということをまずは忘れないようにしましょう。
そのうえで、面接において相手に伝えなければならないのは、自分のことを「採用するべき理由」です。応募者が多数いる中でなぜ自分を採用するべきなのか、自分がその企業に勤めることによってどのようなメリットをもたらすことができるのかを考えてください。これまでの自分の頑張りを伝えるだけではなく、それらの行動が企業にとってどのようなメリットにつながるのかを意識しましょう。
そして、自分がどれだけのメリットをもたらすことができるかを説明したうえで、それを相手に共感してもらう必要があります。学生同士でしか伝わらないような内容では意味がありません。会社にとって、ビジネスにおいて、有益な人材であるという点を伝えられるように意識しましょう。例えばリーダーシップをアピールしても、外見や話し方からそれが感じられなければ共感はしてもらえないでしょう。
とはいえ、これらの「採用するべき理由」を自分で用意して、相手に自信をもって説明するのは難しいかもしれません。そのため、内定者やOBなどの第三者から評価してもらう機会を持つのも一つのコツです。第三者からのアドバイスがあれば自分だけで準備をするよりも自信をもって面接に挑むことができます。

毎回新鮮に取り組む

面接の質問というのはある程度決まっているものです。何度も言っているように、採用側にとって一番知りたいのは「採用するべき理由」です。そのため質問事項にそこまで多くのパターンは存在しません。ですので、しっかりした準備と自信をもって臨むことが重要です。ただし、準備することは「暗記すること」ではないということを理解しておきましょう。そのように捉えてしまうと、答えを暗記した時点で面接の対策がおろそかになってしまいます。面接を受ける企業ごとにしなければならない準備が必ずありますので、毎回新鮮な気持ちで取り組むようにしましょう。